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北朝鮮の外相交代

 

お疲れ様です、かるなです。

 

まだ詳細情報は報じられていないですが、先日のロイター通信の報道によると、北朝鮮の外相が交代する模様です。

北朝鮮が外相交代か、外交路線に影響も 一部メディア報道 - ロイター

(今回は、あくまで北朝鮮内の外交関係筋の情報ということで、正式な発表はこれからになるとのことです)

 

これまで外相を務めていた李容浩(リ・ヨンホ)外相が解任となり、後任は、新たに2018年4月の南北首脳会談で重要な役割を果たした祖国平和統一委員会(CPRK)の李善権(リ・ソングォン)前委員長が就任するとのこと。

 

今回解任となる予定の李容浩(リ・ヨンホ)外相は、キャリア外交官としてこれまで米国をはじめとする西側諸国との交渉を担当した他、2018年に金正恩委員長が中国の習近平総書記を訪問した時も同席する等、外交交渉に富んだ人物として知られていました。

 

しかし、2019年2月にベトナムハノイで行われた米朝首脳会談以降、表舞台に姿を現さなくなったことが指摘されており(会談の行き詰まりを幹部に責任を取らせた可能性)、直近12月に行われた北朝鮮内部トップ層の集合写真にも写っていなかったことから、今後の進退について憶測が飛び交う事態となっていました。

 

一方で、今回新たに就任予定の李善権(リ・ソングォン)氏は、軍部出身で、過去には南北軍事実務会談の代表を務めた他、韓国との窓口を担当する祖国平和統一委員会の委員長を務めた経歴の持ち主ですが、実務的な外交経験は薄い人物のようです。

 

一部の報道によると、同氏は韓国に対して強硬的な態度を取るいわゆる「タカ派」の人物らしく、下記の記事によると、2018年9月に南北朝鮮を訪れていた韓国の大企業トップらに対して「(よくこんな場面で)冷麺が喉を通るな」などと侮辱した人物として知られています。

北の新外相に「冷麺が喉を通るのか」李善権氏(朝鮮日報日本語版) - Yahoo!ニュース

 

また、同氏は、同じく軍部出身の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長の右腕とされており、近年、軍部出身者が政府内の重要ポストに昇格する例が増えているようです。

 

今般の交代劇が今後の北朝鮮との外交関係にどの程度影響をもたらすかは今のところ不透明ですが、いずれにせよ李善権(リ・ソングォン)新外相の手腕には注目が集まりそうです。